3月3日ってことで女であることによる弊害と楽しさを語る21歳女

今週のお題「雛祭り」

 

 

私は女でいることが楽しいし嬉しい。

 

化粧でいくらでも化けられるし、可愛いスカートも、ワンピースも、シックで大人なコートも着られる。メンズよりも女性ファッションの方がバリエーションも豊富だし、めっちゃ楽しいやん〜〜〜って思う。

 

でもこれは女意識がとても高い時の私の心情。

女意識が低い時は、本気で女に生まれたことを恨む。

 

寝起きが悪い朝は私は「女」である前に「ヒト」というか「動物」だし、お洒落なんてかまってる心情ではない。

 

「あー大学行かなきゃじゃんめんどくさ・・・着替えるのもだるいし化粧するのもだるい。1分でも長く寝させてくれ〜」と思う。

 

その証拠に、一限がある日の朝は出発15分前に起きて5分で洗顔、化粧を済ませその辺にあったワンピースに着替えて投稿する。

なんでワンピースかというと、コーディネートを考える必要がないから。ワンピース着ちゃえば完成品になるからだ。

 

 

あとクレジットカードの引き落としの際にも女をやめたくなる。

なんでこんなに服やコスメは高いのか?

なんとなく月に1度美容室でトリートメントやらまつ毛パーマやらをしてもらってるが、いやはやちりつもで高いのなんの。

ちょっと雰囲気の良い小洒落たレストランで女子会すると、ランチで2千円を余裕で越える。あの時650円の家系にしとけば・・・なんて風に思ってしまう。

 

 

女でいるとどうしてこんなに金がかかるのか・・・

そんなことを言っていると、以前ある男性にこう言われたことがある。

「女でいるのが問題なんじゃなくて、美容とか付き合いに、自分から時間や金をかけてるだけじゃん。そんなの義務じゃないし、誰も頼んでないよ。」

 

 

うん・・・まあね・・・

でも多分、これは女になってみないとわからないと思うけど、化粧はある種のマナーだし、髪の毛や服装はある程度小綺麗にしないと「だらしない」ってみなされるでしょ。

ランチ代にお金をかけるのも、女性に人気のカフェは価格帯が高めってこともあるし、そういう友人を持ったら必要出費なんだよね。

 

これは私の一意見だけど、「ヒト」と「女」には明確な壁があって、私たちはその壁を越えるために化粧やらランチに高い金かけたりなんなりして「武装」しているんだと思う。

 

 

だから、「女」でいることは金がかかる。

異論は認める。

でも、私は武装する瞬間が好きな時もあるよ。朝が早くない時は特に化粧にも時間かけるし楽しいよ〜〜〜〜。

友達の選別

お題「#この1年の変化」

 

私は大学で東京に出た。

入学してから友人にも恵まれ、毎日授業に出て、アルバイトをし、旅行をし、ぬるい大学生生活を謳歌してきた。

 

それがこの1年、遊びに行く人はとにかく減った。

ようやく私は、友人から「個」として見られていたのではなく、「組織の中の個」として見られていたことに気がついた。

 

「バイト先のメンバーで飲むから」

「サークルの子の誕プレ買いに行くため」

「クリスマスは中学のメンツで集まって飲み明かそう」

 

私が忙しなく顔を出していた人付き合いは、「私に本当に来てもらいたい」というよりは「このコミュニティーなら呼ぶっしょ」というノリのもと誘われていたのだ。

 

なんか、寂しいな。

 

だから私は、寂しくないように、一人一人と向き合おうとした。

 

LINEの友達リストを見て、片っ端から「久しぶり〜!今度ご飯行こうよ〜〜」と投げかけるつもりだった。

 

でも手が進まない。

 

だって、サシでご飯に行ける人って、なかなかいないから。

何人かでなら余裕で話せるけど、2人って厳しくない、、?と思ってしまうから。

 

 

結果誘えたのはたった4人。

 

でもまあ、こういうもんなのかな。

この4人を大切に、大切にしていくのが一番なことなのかもしれないな。

私はこの子たちを「個」で見ているし、それはきっと組織の中だからとか、関係ない。

 

 

人間関係を洗い流して、それでも降り落ちなかった頑固な君たち。

これからもよろしくね。

 

 

 

朝井リョウの「何者」就活生が読んだ

私は朝井リョウさんの作品が好きだ。

 

特に「何者」は高校時代に一度、大学2年で一度、そして就活真っただ中の大学3年でもう一度、計3回読んできた。

 

大学生の就活を舞台にした小説。

演劇サークルで脚本を書き、冷静に人を分析する主人公たくと

バンドサークルに大学生活の100%を捧げ、抜群の明るさを持つこうたろう

アメリカに留学し語学力を生かせる仕事を探すも、家庭の事情で志望を変えざるをえなくなったみずき

いわゆる「意識高い系」で模擬面接やOB訪問を何度もやるが、なかなかうまくいかないりか

そして、自分には就活は向かない、フリーで生きていくのが自分だと悟っているたかよし

それぞれの価値観が交差し、ぶつかりあう中で、人間の影の部分が本当にうまく描き出されている作品だ。

 

就活真っただ中の今、読んだ感想は「あーーーーこんなやついるわあ~~~」と「就活ってまじでなんなん??」だ。

 

前者については、物語に出てくるキャラクター全員が、ここ半年で会っただれかと重なるからだ。

 

 

一番何もやっていなさそうなこうたろうが内定をもらうシーンは、自分が落ちたインターンに参加した、ぶっちゃけ見下していた友達Aのことが思い出された。

りかが自分のキャリアを得意げに話すときは、友達Bが数か月前に言っていた「大手だと若手に裁量ないじゃん?だからベンチャーがいいんだよね~~」という言葉がフラッシュバックした。

 

就活って価値観の押し付け合いが無意識のうちに行われている。「みんなちがってみんないい」を「まあキャリアってひとそれぞれだよね!!」に落とし込んでニコニコしているけど、内心「自分の考えが世界で一番優れている」って思いがちだ。だから褒めてもらいたくて、認めてもらいたくて、我慢できず、節々に価値観をにおわせてくる。

 

「就活ってまじなんなん?」て思うのは、たくとが先輩に言われた「ツイッターのたった140字で人を判断するなよ」って言葉。ツイッターの140字とは違うけど、就活で一番最初に企業に提出する、ESにも400字で自分を表現する場が与えられている。

だってESでいうエピソードって、あとから書いているものだから、当時の心境とはかなりずれていることが多いから。

もっというと、面接も意味わかんないと思う。たった3,4回の面接で自分のポテンシャルを判断させられるのって不思議。

数十分話しただけで、私の何がわかるというのだろう???

 

 

「何者」を読んで、改めて就活がとっても謎の儀式だと思った。でも私はちゃんとその儀式をしている。だってぶつぶつ言っていても他に就活方法が手段がないんだもん。

 

だれか偉い人、就活の方法考え直してみてください。